古代米 栽培
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古代米(古代米.netが扱う古代米のことを指します。以下「古代米」といいます)はイネの一種ですので、基本的にはイネと同様に栽培します。
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古代米栽培時の配慮(交配について)
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当方に寄せられるご質問の多くに、通常のうるち米と混ざってしてしまうのでは?というご質問があります。
この問題は、開花・受粉の時期がポイントとなります。
飯米も古代米も稲ですので、交配するには受粉しなければなりません。しかし、飯米と古代米の開花・受粉の時期が異なる品種であれば、混ざり合うことはありません。
そのうえ古代米の多くは、晩生種のため自然交配することはまずありません。
しかしながら、早生種の古代米と晩生種の飯米を栽培される場合は、まわりの圃場への配慮が必要になる場合もあります。
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古代米栽培時の配慮(脱苗・脱粒について)
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周辺の圃場に古代米が流れてしまったという場合、その原因のほとんどは、脱苗と脱粒です。
上水が上から流れてくるようなパイプラインで圃場整備されていない田んぼでは、田植え後に苗が流れてしまうことがあります。
これによって、川下の田んぼに古代米の苗が育つという事例はあるようです。
収穫後の秋に、圃場や野外で古代米を天日干しされる場合は、鳥に注意してください。特に晩生種の古代米では、鳥達の格好の標的になります。
鳥達が古代米を突っついて脱粒し、雨が降り排水に種が流れることはよくあるようです。天日干しをさせる場合は、最新の注意が必要です。
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古代米 栽培方法
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古代米は食用・鑑賞用の用途があり、生育も早稲〜晩生まであります。そのため決まった栽培方法はありません。
ここに記す栽培方法は、一般的な食用の古代米の栽培についてです。目安としてお考えください。
古代米は倒伏しやすい・脱粒性が高いなどとよく言われますが、
倒伏しやすいもの・倒伏しにくいもの、脱粒性が高いもの・低いものと様々で、一概には言い切れません。
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種籾消毒 |
熱湯消毒、又は行なわない |
種蒔き |
荒目。密集すると病気になる可能性が高くなります。 |
元肥 |
少なめが良い。古代米は肥料分の吸収力が強いと言われています。 |
田植え |
尺間植え。間隔を取ることで、病気を防ぎ、イネの分結力を活かします。 |
農薬 |
各生産者にお任せですが、できれば使わないことをオススメします。 |
追肥 |
適量を実施 |
稲刈り |
刈り取りのタイミングを逃すと、色素が薄れてしまったり(特に緑米系統)しますので、ご注意ください。 |
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